学校や職場、どこにだって苦手とか嫌いとか、そこまでは行かなくても「あまり好きではない人」っているよね。
なんで嫌い・苦手なのかを考えるのは別として、私はいわゆる「嫌いな人」の「ひとりで何かを食べている姿」を見たいと常に思っている。
なんでだろう、ひとりで何かを食べてる姿って、どんな人でも愛おしく思えてしまう。
今思い返してみれば約15年前。学生の頃に地元のファストフード店でバイトしてたんだけど、そこにいわゆる「あんまり好きじゃない」って思う人がいた。
当時同じバイト先の二つ上の先輩のことがとても好きで、でもストレートだし一方的な片想いだったんだけど、いつもバイト帰りに遊んでくれた先輩だった。ごはんもよくおごってくれた。ちょっと汗臭いんだけど槇原敬之をすごく綺麗にしたような顔立ちの先輩。元気かな。
その先輩と付き合いだした女性が、その「あんまり好きじゃない」人だった。
その女性がバックルームで一人でハンバーガーを食べてる姿をたまたま目撃したんだけど、その時「あっ、嫌いじゃない」って思った。
ポイントは、「ひとりで食べてる姿」。これが、飲み会とか食事会で複数人と食べててもなんとも思わないと思う。ひとりで食べてる姿に、哀愁を感じるからなのかな、と思った。哀愁とか孤独とか、そういうものに惹かれてしまう。とっても明るい人なんだけど、ちょっと影がある、とか大好物。
できるだけ人のこと嫌いになりたくないし、好きになったらいいことしかないので、嫌いな人の「ひとりで何かを食べてる姿」をできるだけ見てみたい、と日頃思っております。
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