先日、宇多田ヒカルのライブに行ってきました。

未だ興奮冷めやらず、この熱い想いを忘れないうちにしっかり残しておかなければと、数年ぶりにブログを執筆しております。といってももう2週間が経ってしまいました。みなさんお元気でしょうか。(ていうか、このブログ読んでる人いるんですか)

ちなみにですが、TwitterもInstagramなどをやっても「多くの人に見てほしい」みたいな気持ちがほぼないのですが、このライブの感想に関しては、ライブに行った全ての人と共有したい、と強く思ってます。早く感想共有会がしたいです。

話は遡りそのライブの1週間前、日産スタジアムで行われたTWICE 5TH WORLD TOUR READY TO BE in JAPAN SPECIALに参加し、周りのヤングでフレッシュなONCE(TWICEファンの愛称)に紛れ、恥ずかしげもなく大声で合いの手を叫び、メンバーの名前を叫び(おチェン〜!ミナ様〜!ナヨンシ〜!)、前奏の度に驚きの悲鳴を上げ、アンコール待ちの「みんなでダンスしよう」的な時間では惜しげもなくTWICEダンスを披露、しっかりとアイドルのライブを満喫したため、その余韻のまま宇多田さんのいわゆる「大人ライブ」への参加に対し、そのテンションを宇多田さんのライブに連れてきてしまわないか、勢い余って「ヒカルオンニ〜〜!」と叫んでしまわないか若干の不安を抱えながら、会場の代々木第一体育館へ向かいました。

しかし、開演待ちから若干の緊張感を感じる会場の雰囲気にしっかりと飲まれ、無事にTPOを弁えながら参加することができました。

セットリストについて

ネタバレするので、見たくない人はツアーの終わる9月以降に読んでください。ネタバレ書いておいてなんだけど、絶対にネタバレしないで行って欲しいです。(てか読んでる人いるの?このブログ)

このライブの数週間前に、友人と飲茶食べ放題しながらセットリスト予想大会をしてたんですが、その予想をほぼ全て裏切ってきました。その裏切りこそ、宇多田ヒカル。さすがです。

一曲目、私は「One Last Kiss」と予想してたのですが(今考えると本当安直な予想で恥ずかしい)なんとまさかのtime will tellでした。そうだよね、彼女のデビューはAutomaticではあるけど、ラジオで最初にバズったのはtime will tellなんだよね。このオープニングで、これから彼女の歴史を振り返っていく準備をばっちり掴んでました。

3曲目で突然のWait & Seeにも驚かせられました。ベストに入ってないじゃん!ってなったし、まぁベストアルバムに入ってない曲も数曲やるだろうと思ってたけど3曲目でいきなりだし、そしてその流れで4曲目なんと、一生、生で聴けることはないだろうと思ってたIn my room。この曲はアルバムがリリースされたのが1999年、私がおませ小学生だった頃から大好きで、ちょっとアンニュイな雰囲気のこの曲を、大人になった今の宇多田さんの声で聴くことができて感激してました。

For youにも驚かせられました。For youなんてボヘミアンサマー以来歌ってないし、勝手な想像で本人があんまり好きじゃないのかな…とか歌いづらいのだろうか…と思ってたけど、宇多田さんは歌いました。『輝きたいときは You always give me a darker sky』ここの表現、凄すぎませんか。

そして、今回のライブで私の中でのランキング1位は、誰かの願いが叶うころ。

多分リリースされたのが自分が高校生の時で、重くて辛くて、でも現実を歌ってる歌詞がすごく当時の自分にハマってて(今思うとなんかとっても暗い高校生だな)、悩める高校生時代を共に過ごした曲。

大人になった今、改めて聞いてもグサグサと心をぶっ刺してくる曲。急なこの選曲に驚きながらもしっかりと刺されてきました。その痛みで涙が・・・・

音響と照明について

会場が代々木第一体育館で、巷では音はあまり良くないと評判だけど、信じられないくらい音がよかったです。こんなにボーカルの声やそれぞれの楽器の輪郭がはっきりした音、ライブで聴くの初めてかもしれないです。ライブでよくあるボーカルが他の音に埋もれることも一度もなかったし、技術の進歩もありそうだけど、PAエンジニアが多分超すごい人なんだろうなと勝手に想像してました。

あんまり触れてる人いないけど、今回のライブの照明良すぎたくない?

切り替わりの動きとか単純なものはなくて、なんかめっちゃ細かく動き設定してるくさくない?曲の裏のビートとかベースのリズムに合わせてるっぽくて斬新だったし、色味も1曲1曲でほぼ同系色しか使っていないにも関わらず、曲の世界観をこんなに表現できるなんて…と、途中で照明ばかり見てしまった時間あるくらいでした。

そんなわけで、まだまだ話したいことはあるけど、今日はここまで。

宇多田さんの歴史を振り返るのと同時に、私自身の歴史を振り返るライブでした。自分自身の人生の大事なタイミングでいつも彼女の曲が流れていたなと感じたし、そして大袈裟ではなく日本で最高峰のクオリティのショーを間近で見ることができた私は本当にラッキーだなと思った。

後半につれて、文章が崩れてきたことをお許しください。最後まで読んでくれてありがとう。